BOOK CLUB AWARD第3回

第3回は課題本部門「旅をする木」スゴ本部門「自省録」に決定!


読書会の「課題本」として反応が良かった本です。


ペスト

当読書会としては、今年はコロナ禍でここまで再注目されるとは!との驚きも込めて、カミュのペストを推薦させていただきます。また読書の入り口として、この本からカフカやサルトルへと補助線を引けるのも良い感じだと思うのです。

byKENKADOU511



👑旅をする木

2020年5月10日、ネット配信形式の読書会『ふっかつラジオ』課題本。作家の竹内真さんが考案した、作中の好きな文章で遊ぶ読書ゲーム『フラグフレーズ』で盛り上がりました。アラスカの雄大な自然に、筆者の感性が呼応して生まれた言葉たちは、ノートに書き記しておきたくなります。

byBook Fair読書会



参加者の「もちより本」で人気があった本です。


ザリガニの鳴くところ

持ち寄り読書会でオススメ本として複数の(特に女性陣)が持ち寄る事の多かったザリガニの鳴くところを推薦します。ガールミーツボーイ?ミステリなど様々な要素が組み合わさっているのも魅力の一つなのかな?と思っています。

byKENKADOU511



ギリシャ語の時間

目が見えなくなりつつある男性、話すことができない女性。二人とも生きづらさを抱え、社会の中で傷つき生きています。その二人が衝突するように出会い互いに触れ合うまでの物語を、詩的で美しい文章で描いています。静かに心を震わせて、わずかながらも光を見せてくれる小説だと思います。今年は読書会はあまりしていないのですが、本好きな方たちと話をしている中で5名からこの小説の感想を伺い、世の中が暗く思えたときこそ身に沁みる小説だと思いました。

by羊をめぐるカフェ



世にも奇妙な君物語

 2020年11月7日、第26回Book Fair読書会にてヤマハさんが紹介。「シェアハウス」「ネットニュース」など、2010年代を象徴するテーマの短編集。某ミステリードラマ顔負けの、皮肉なオチがお見事。当日の朝まで、主催者がこの本を紹介するつもりでいた偶然も"奇妙"でした。会の前後で、参加者6人中4人が読了!

byBook Fair読書会



👑自省録

ぺらい芸人やチューバーの自伝や自己啓発読んで悦に浸る位なら、ローマの哲人皇帝の日記を読んで目を覚ましな!という謎テンションで『自省録』を猛烈にオススメします。意外に可愛くてきゅんきゅんしますし。

byKENKADOU511